いあ、著作権系でも、政治論議系のブログでもないんだけどさ!

対談:小寺信良×椎名和夫(2)
「四方一両損」を目指した議論は何故、ねじれたのか (1/4)

あえて引用とかはしない。このシリーズの記事を読むと絶望しか感じられない。この記事を読んでわかるのはは与えられた餌を食べるときに食べはぐれないようにということだけを考えた豚のような人間しかいないってこと。デジタルメディアの未来を決めるのにデジタルメディアの将来をどうしたいとか、ネットワークとの関係とか何かのヴィジョンを持っている人間がいないどころか、デジタルメディアを扱ったことがある人間さえいないとしかおもえない。なんだかすごい、日本の中だけしか考えてない・・・というか、前提として同時に海外でも日本の番組を放送していて、それはコピーワンスじゃなくて逆輸入されるとかそういう野心はなさそうだ。

あと、録画したコンテンツのコピーや編集の自由度の話でいえば、放送事業者からみれば「コピーは私的複製の範囲で認めてるけど、別にユーザーに“編集する権利”まで与えた覚えはない」という考えはあると思いますよ。
――あくまでお目こぼしでコピーさせてるだけで、そもそもお前らに編集する自由はないんだと(笑)。なるほど、主張の善し悪しはともかく、彼らからすれば、筋の通った話ですね。

いあ、散々だれもコピーワンスなんていってないとかそんな論調で話をすすめておいて、↑の発言だけど、ほんとうに放送業界はそんなことをいったんだろうな・・・人のスピーチだのなんだのは好き放題に編集するくせに、おまえがゆーなof21世紀じゃないの?w

編集とかMADとか趣味の範囲はあるけど、常に既存のものを再利用、模倣するところから習得ってはじまるとおもうんだよね。そうやって次代のクリエイターや技術者、文化の芽をつんで、自分の首をしめてるとおもうし、そのために追うリスクはほんとんどは法に許された範囲だ。多少逸脱するかもしれないが。
 自分の権利を守るためにコピーワンスだって主張するのはいい。でもここにいるのは、これくらいならいいだろうとか、金金金とかそんなんばっかで、これこれこういう世界を作りたいからこうしてくれ!っていう人間がいない。なのにこんな連中のしかも、本人たちでさえ、売り言葉買い言葉、なんとなくの雰囲気できまったとかいう、最低に無責任な理由でこれから何年か、あるいは何十年かの日本が世界中にたいしてビハインドを負うことになるかもしれない・・・。

 なぜ、いま携帯用音楽プレイヤーといえばiPod+iTunesなのか・・・日本にはソニーがあって携帯用音楽プレイヤーといえばウォークマンが代名詞だったのに、ソニーがへたれている以外に何の理由があったのかよく考えてほしい。appleなんてアメリカのすみっこで売れないコンピュータをちまちまつくってただけの会社にこんなに何もかも持っていかれて悔しくないのか。わたしは悔しい。